シリコンディスク

SanDiskは13日(現地時間)、2.5インチのHDDと同等のサイズの32GBシリコンデスク「SDD SATA 5000 2.5"」を発表した。既にPCメーカーに出荷されており、大量受注時の単価は350ドル。

こりゃいい製品です。2年程前にNAND Flashメモリは価格が大暴落しまして突然シリコンディスクへの道のりが短縮されました。しばらく価格は安定するとおもわれていたのですが、昨年さらに暴落して、今や1GBのUSBメモリなど小学生のお小遣いでも買える値段です。現在NAND Flashメモリの価格は1GBあたり5ドルといわれており、この製品の価格はまさにそれを利用したものといえます。
デュアルコアCPUが普及しても、ウィルスチェックやバックアップのようなバックグラウンド処理は、依然HDDがボトルネックです。それも転送速度ではなくシークタイムが問題になっています。
シリコンディスクはシークタイムが極小なのでこの点で非常に有利です。アプリケーション立ち上げ時間にばかり目がいきがちですが、実作業がぐっと快適になることが予想されます。ディスクがガリガリと音を立ててレスポンスが悪くなる状況が著しく改善されるでしょう。
シリコンディスクは、ファイルのフラグメントの影響が小さい上に、関連するファイル同士を近くに配置する必要もありません。そのため、現在のようにディスクの一部にファイルを押し込むのではなく、むしろディスク全体を均一に使ってフラグメントを軽く抑えると言った戦略のほうが有利になると考えられます。エレベーターシークもオーバーヘッドばかりで無意味になります。
ともあれ、静かなのもよいですね。128GB品が3万円になったら、購入を考えてみましょうか。

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