初期成果

赤外線望遠鏡衛星「あかり」の初期観測成果が公表されています。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0522.shtml
IRAS衛星の観測結果と比べて、非常に分解能が上がっていることがわかります。IRASは「あかり」と同じく全天を赤外線で観測することを目的として打ち上げられ、大きな成果をあげました。その成果を元にすばるのような地上の巨大望遠鏡、スピッツァーのような宇宙望遠鏡が特徴的な天体を詳細に調査するといった連携が行われています。
「あかり」はIRASが行った全天観測をさらに高い精度で行うことで、「すばる」やスピッツァーといった望遠鏡のための良質の星図を提供することを目標とします。
高性能の全天観測が出来るのは液体ヘリウムが切れるまでの1年半です*1。それまで存分に成果を挙げることを祈っています。

*1:ヘリウムが切れても冷却装置のおかげである程度の観測は出来る

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