MotoGP

明暗という言葉がそのままあてはまるレースでした。
最初のコーナーでロッシがミスをし、あおりを食らったカワサキのドピニエが転倒。その後、ロッシが久々に鮮やかな抜きっぷりを披露し、彼が鬼神であったことを改めて周りに見せ付けました。
ロバーツはなぜかピットスタート。序盤一時はトップを走り、ロッシ、ペドロサ、とトップグループを形成していたホプキンスが転倒*1。予選2位の中野がジャンプ・スタートでピット走行のペナルティを食うなど、荒れ模様の雰囲気をまとったまま、レースは中盤へ。
ロッシを追走しなければならないペドロサはついていけず、次第に離されます。しかしここで予想しなかった出来事が。
王者の走りを見せ付けていたロッシの単車が突如失速。あろうことかそのまま動かなくなってしまいます。
呆然としたのはロッシと観客だけではなく、2位を走っていたペドロサも同じだったようで、そのままタイムを落とすとメランドリにあっさりと抜かれます。そしてとうとうラストラップでカピロッシにパスされ、3位でゴール。
終わってみると、序盤とは全く異なる面子が表彰台に上っていました。
昨年、一昨年とロッシはヤマハと言う重石を抱えたままチャンピオンに輝くという悪魔っぷりを見せ付けていました。しかし流石のチャンピオンも2戦連続マシントラブルでリタイアとなると、今年の成績がどうなるかは厳しいところです。

もう一つの明暗

トップの3台。完走後の迎えられ方。

カピロッシ
2位でゴール。金髪の奥さんと熱い抱擁。
メランドリ
1位。大喜びのオヤジ連中にもみくちゃにされる。
ペドロサ
ラストラップでカピロッシに抜かれて3位。眉間にしわを寄せたオヤジたちに囲まれる。

差がありすぎ。

*1:今年、彼はマシントラブル時にマシンを蹴って顰蹙を浴びました。今回メカニックに蹴られたかな?

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