マッハバンドは人間の側の問題なんだけど

いつも読んでいるEngadget JapanにDellの格安大型液晶の問題が出ていました。
http://japanese.engadget.com/2006/05/09/2407wfp-fuzzy-text/
液晶の特性か、ドットがにじむような影が出るため、DVI接続してもにじみを感じるのだとか。
さて、気になったのは以下の点。

このほかDVI接続では空の色や肌のようなグラデーションに段差が見えるになるマッハバンドも発生。

これを読む限り、問題になっているのはマッハバンドではなく偽輪郭効果のように感じます。見てないから断言は出来ないのですが。
マッハバンドはコントラストの強い隣接する色領域の境界付近に、「存在しない線が見える」という目の錯覚を指す言葉のはずです。マッハバンドは目障りなので、グラフィックソフトの中にはこれから逃げるために意図的な補正を行えるものもあります。もしそれが過補正なら逆マッハバンドが見えることはあるのですが。
グラデーションが段差に見えるのはやっぱり偽輪郭効果だよなぁ。
偽輪郭効果は、ソース画像、処理部、出力のどこかで階調がおちる(ビット数の丸めがおきる)と生じます。目障りなので、ディザなどを使ってごまかすのが常。もちろん、丸めを起こさせないのが一番です。

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