クラークのSF、「渇きの海」には物語の軸となるガジェットとして月の表面に積もった「塵」が登場します。極限までの乾燥によって、粉末でありながら液体のような性質を持つ塵。主人公の船がこの塵に飲み込まれたところから物語が始まります。
さて、クラークが1960年にこの小説を書いたとき、塵はあくまで架空の存在でした。さて、写真*1をごらんアレ。右は通常の粉体、左はブリジストンが開発した電子粉流体*2。渇きの海に満ちてるあれだーっ。
時代がまた一つSFに追いついたなあ。

*1:日経エレクトロニクス誌2006年4/10 p146

*2:商品名