たとえば趣味で「生き物アルバム」をWEBに作るとして、どんな方法があるか考えてみました。
HTML+ツール
古典的な方法です。手元のコンピュータにページを作り、それをFTPツールでアップロードします。ページ作りはたとえばHomePage Builderとかを使います。
良い点は、
- レイアウトを自由に出来る
- サイトの構造は自由自在
- テクノロジの進歩があっても、向こう10年くらいは間違いなく誰にでも閲覧できるし、おそらくは15年くらいは持つ。
- プロバイダがつぶれても別サイトですぐ出直せる
- 静的なページなので、ウィルス感染の危険はとても少ない。
悪い点は
- 大抵のHTMLエディタは自由奔放すぎるので、ストイックに心がけないとあっという間に破綻する。たとえば、CSSとかなんとか。
- ページ横にメニューを埋め込む、といった簡単なことも、それなりの手間を要する。
- プロバイダの引越し時にそれなりにHTMLやCSSの知識が要求されるかもしれない。
- リンクは全部手作業。
- RSSの配信が面倒
- 検索エンジンは自分ですえつけないといけない。
- 各ページにトラックバックを受信する機能、はない。
プロバイダ提供のCMS
たとえばはてなグループを一人で使うという方法が考えられます。生き物の名前をグループ・キーワードとして登録します。写真はフォトライフにします。グループトップページか、専用ページにインデックスを作ります。
良い点は、
- たとえばはてなの場合、自動キーワードリンクで生物の名前が簡単にリンクされる。はてない以外でも簡易記法でリンクできるものもあるかも。
- RSS, トラックバックなどの新技術への対応はプロバイダ任せ
- ウィルス対策もプロバイダまかせ。
- 強力な検索が提供される
悪い点は、
- 将来が不安。プロバイダがサービスを止めたらどうなりますか?
- レイアウトの自由度は小さい
はてなグループをデータベース的に使っている例としてはBookグループを挙げることができます。
Zope、XOOP、snipsnap、Wikiなど、この手のオープンなCMSは最近の流行です。
良い点は
- プロバイダがサービスを止めても、CMSのエンジンごと引っ越せるので長いサービスを行える。
- RSS、トラックバックにも対応できる
- 強力な検索が最初からある
悪い点は
- 設置そのものにそれなりの力量が要求される。
- レイアウトの自由度が少ないように思える。XOOPやZopeなどは、アメリカの新聞のようにうるさい紙面構成になっているサイトが多い。単にセンスの問題と言い切れるかわからない。
- 脆弱性が発見された場合、自分でアップデート・パッチを当てないといけない。
- プロバイダの引越しをするときにはあわせこみにそれなりの苦痛を伴うと思われる。
オープンなCMSをひとつ選べといわれたら…MediaWikiかな。しかし説明書はほとんど英語です。
で?
私は図鑑的ではないものの、HTMLエディタ + SSIでメニューつきのサイトを作っています。メニューの更新を毎回行いますのでそれなりの手作業が入りますが、小規模のルーチンワークなので苦痛ではないです。
結局、Picasa2にテキストを書き込めてオンライン化できればいいなっと。