リスク・コミュニケーション

最近、リスク・コミュニケーションという言葉を良く聞きます。かいつまんで言うと、「絶対安全などない」ということを相手に良く知らしめた上で何事かへの同意を得るという考え方です。
たとえば、

  • 原発に絶対安全はない。しかし原発は必要。
  • 投薬に絶対安全はない。しかし投薬は必要。

絶対安全を完全と読み替えても一緒です。リスク・コミュニケーションの何が重要と考えるかは立場によって違います。
「情報は開示されるべし」と原則論をいつも振り回す私のような人間にとっては、開示がすべての一歩になるという意味で重要です。
ネット時代の事業者にとっては、リスクの隠し立てが最悪の結果になるという考えの元に、ではどのようにリスクを開示すれば、つぶされずに事業を進めることが出来るか、といったテクニックが重要でしょう。
なんにせよ、このような情報が開示されるということは、それを受け取る側にもそれなりの能力が要求されるということです。疑似科学疑似科学と見抜ける人ならば、この点について心配はありません。しかし、科学とそうでないものの区別がつかない人にとっては、リスクを説明されても困惑するかもしれません。