コーニング運動

12/14の記者会見で通信途絶状態にあることが発表されたはやぶさですが、現在は「コーニング運動を行っている」とのこと。そのため太陽電池からの電力供給が断続的となり、同じくアンテナが地球を向く時間*1も断続的であるため両者が満たされる時間が極わずかになり通信が途絶しているようです。
コーニング運動は「味噌すり運動」とたとえられていましたが、私、この言葉は初めて聞きました。ざっと検索してみましたが、コーニング運動と言う言葉ははやぶさ関連で占められています。
味噌すりといわれて思い浮かぶのは歳差運動です。ただ、引っかかるのは

はやぶさ」探査機は、受動的にも安定となるよう設計されており、現在のコーニング運動は、最終的には +Z 軸まわりの純スピン運動に収束していきます。

http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1214.shtml
という記述。剛体の運動ってそんな性質ありましたっけ。私は力学が大の苦手なのでまったく想像がつきません。はやぶさの場合、太陽から極めて小さな潮汐力を受けながら運動していると思うのですが、それは無視できるような気がします。

追記

人力検索にコメントできないのでこちらに。

章動から歳差への収束の話が出ています。読んだ後、コーニングとは、円錐*2から来ている言葉じゃないかと思いつきました。ちょっと用事があるので続きはあと。

*1:低速通信用のアンテナは指向性がゆるいと考えられますが、それでも指向性はありますから姿勢が常に変化すると面倒です

*2:corn

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