救援用シャトル

打ち上げ予定のディスカバリーに万が一のことが起きた場合、アトランティスで迎えに行くそうです。

損傷が見つかれば、野口聡一さんら乗組員はディスカバリーからISSへ避難することも想定されている。その場合、NASAは45日以内に、救援用のアトランティスを飛ばす計画でいる。

それはいいとして。その場合ディスカバリーはどうするのでしょう。修理に勤めるのでしょうけど、修理に多大な時間がかかる場合、機体そのものが稼動不能になる恐れもあります。
飛行機の場合、1飛行時間あたりどのような整備をするかが厳密に定められています。そうしないと飛行可能な状態を維持できないのです。宇宙船の場合はどうでしょう。百歩譲って機体に故障が起きないとしても、姿勢制御用燃料は多分蒸発して失われていくでしょうし、燃料電池用の燃料もどんどん失われていくでしょう。そういったものは宇宙で補給可能なのでしょうか。
仮に、シャトルの機体を放棄しなければならないとします。低軌道に放置すると、わずかに存在する大気との摩擦で速度が低下します。やがては大気圏に突入して大都市に部品の雨が降る可能性もあります。ブースターを後付けして高い軌道に廃棄するしかないですね。
スカイラブの廃棄は本来そのようにされるはずでした。しかしシャトルが間に合わず、結局世界が見守る中大気圏へ落下したのでした。シャトルシャトル廃棄用ブースターを運ぶ日がくるのかな。こないことを祈っています。

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