初出動

ようやく夜空が晴れたので、コンパスとスラントルールによる天体導入支援装置の初出動となりました。あいにくの月夜ですが、輝星によるテストにはまったく問題ありません。
まずはアルタイル(α Aql)を使って仰角と方位の表示のテスト。次に、PDAで計算したベガ(α Lyr)の高度と方位角に合わせて望遠鏡を振ります。おお、見事ファインダーの中に。最後に暗い星としてアルビレオ(β Cyg)の位置に向けてみると、やはりファインダーの中に捉えることができました。PDAでの星の位置計算には、スプレッド・シート用の自家製天体位置計算シートを使っています。なお、この装置を作るに当たっては、ひめてんの星空と遊ぼうに紹介されているTri_BASEを参考にしました。
取り付け誤差や読み取り誤差の影響があるものの、これまで星の列を苦心しながらたどったことを考えると格段に気楽な導入ができます。月が去っていくのが楽しみです。
追記:写真のスラントルールは気泡式です。収束が遅いのでお勧めしません。今は針式を使っています。

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