Green HillsがLinuxの信頼性に警鐘

われわれは、彼らがLinux プロジェクトにスパイを送り込む可能性を考えなければならない。オープンソースのプロセスでは発見できないバックドアや悪質コードをLinuxに忍び込ませることは簡単だ。

そう、まったくその通りだ!Linuxを信用することはあんたの会社が清廉潔白だと信用するくらい難しいことだ。しかしまぁ見事なマーケティングです。これが純粋に金目当ての詭弁*1だとわかっていても、国防総省のえらいさんが

オープンソース = プログラム共産主義

という妄想*2をちょっとでも持っていたらこの宣伝は強烈な効果を持ちます。
もう一つ興味深いのは、このメッセージの受け取り方がオープンソース支持者一人一人で異なるだろうということです。一部のリベラルな人は「へ、国防総省が使わないって?いいことじゃん」と小躍りするでしょうが、オープンソース運動を巨大企業の独占に対する戦争と見ている人にとっては、国防総省の信頼を失うというのは非常に大きな痛手です。
しかし、グリーンヒルズ…えぐいな

*1:原理的には国防総省Linuxのコードを自分達で精査できるし、軍事的政治的に中立なGPLに忠実なFSF原理主義プログラマはどのような理由であれ軍事的悪意を持ったコードを嫌うと考えられる

*2:いや、まぁ事実そうなんだけどね

/* -----codeの行番号----- */