こちらに来て感心したのは実に多くの人が走っていることです。夕方となればすでに結構な数の人が走っていますし、休みにはそれこそ川沿いを無数の人が走っています。しかし、さすがに冬が寒すぎるためトレーニングマシンを使う人も多いようです。私が住んでいるアパートは地階にジムがあって無料で使えます。そこのマシンを使って初めて心拍トレーニングなるものがあることを知りました。
理屈は簡単で、普段から運動している/していない、やせている/太っているにかかわらず年齢*1で決まる最高心拍数と負荷率から決まる心拍数になるよう運動量を調整するやり方です。
具体的に説明してみましょう。最高心拍数はおよそ220-年齢で決まります。私は39歳ですので181です。これに負荷率80%をかけた毎分145という心拍数を維持する運動が「かなり効果的な」有酸素運動、ということになります。これは意外に軽い運動ですので30分くらいなら平気で続きますし、少しなれれば1時間続けることも出来ます。一方で10分もすると汗が流れ始めますので一時間続けるとなると相当汗を搾った気持ちになります。
この方法は心拍数を監視するので運動不足の人も運動を日ごろから行っている人にも適切な運動量を提供できるのがいいところです*2。普段運動していない人なら早歩きでもこのくらいの心拍数になります。
さて、体に無理をかけない運動ということでいつも三日坊主の私が珍しく続いています。せっかくですので日本に帰っても続けたいと思いました*3。と、いうことで物欲大魔王による市場調査です。心拍数モニター( Heart Rate Monitor )の代表的なモデルは時計型をしています。腕に付けたディスプレーで心拍数やトレーニング時間を表示します。心拍数がある範囲( Zone )に収まっているかを確認して逸脱したら警報を鳴らす方式が一般的なようです。
心拍数の測定は胸部にストラップで巻きつけたセンサーで測定して無線(!)で飛ばす方式が一般的ですが、一部腕で測る方式もあります。胸部センサーのほうが安くて正確なようですが、違和感があるという人も居ます。余談ですが、女性用にはストラップホルダー付のスポーツブラがあります。さすがフィットネス王国アメリカ。
で、いろいろ昼休みに調査していいな、と思ったのがPolar社のA3です。基本機能しかありませんが範囲監視とストップウォッチだけあれば私には十分です。日本では12500円とのことですが、こちらではREIで$80とまずまずの価格でした。
あとはトレーニングを続けるだけなんですが…。

*1:厳密には年齢と安静時の心拍数だが、年齢だけで決めていい

*2:ただし、有酸素運動なので瞬発力や筋肉をつけるトレーニングには向かない

*3:いつも思うばっかりさ

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