Isabella Gardner博物館

うわさに聞いていた小さな博物館です。入り口が恐ろしく地味で、しかも住所表示と違うとおりが表玄関だったために車で一周してしまいました。
同博物館は大富豪の奥さんだったIsabella Gardnerが集めたものを展示している博物館です。4階建てのうち3階までが展示場になっています。なかは照明を押さえ気味にした雰囲気のある部屋の集まりになっており、そこにおおまかに分類された収集物が展示されています。
個人のコレクションらしく、展示品に説明どころが出所さえも表示されていないことが多かったり、あまりにも場違いなものが置いてあったりしますが、それが不愉快というわけでもなく落ち着いた時間を楽しめました。無名の芸術家による作品も多く、その分大きな作品を間近で見ることができるという楽しみもあります。
Isabella Gardnerは1925年に亡くなっており、そのころまでのアメリカの富の力で集められるものが展示してあります。1925年というと、第一次世界大戦から10年、アメリカの産業は絶頂にあり数年後に来る大恐慌を前にエネルギー革命を謳歌していたころです。運送手段は船、馬車、汽車ですがすでに自動車もがんがん生産されていますね。
展示物をみてアールヌーボーの類が一切無いことに気づきました。日本の美術も意図的かどうか明治時代のものが無いようです。大富豪の奥さんの目に「新しい芸術」がどう映ったか、想像してみて少し楽しい気分になりました。