米澤穂信

自分との対峙

米澤穂信の古典部シリーズは、荒っぽいまとめ方をすると「地方の高校に通う主人公が、彼と『古典部』の仲間の周辺に起きる些細な謎を解く娯楽小説」ということになります。荒っぽいにも程があると思いますが。 先日書いたように、作者はミステリをベースに小…

「愚者のエンドロール」再び

すっかりどはまりちゅうの米澤穂信「古典部」シリーズ。 なんども紹介していますが、大筋は「古典部」に所属する高校生の主人公が、同学年で古典部部長であるヒロインに振り回されて、巻き込まれ型の問題解決をするというものです。ときおり、巻き込まれ型じ…

遠まわりする雛

米澤穂信の古典部シリーズ第4弾は短編集です。主人公の高校進学直後からの数ヶ月を描いた『氷菓』、夏休み最後の数日を描いた『愚者のエンドロール』、文化祭の3日間を描いた『クドリャフカの順番』は、それぞれ大きな事件に関わった時間を描いていましたが…

クドリャフカの順番

米澤穂信の古典部シリーズ第三作。 前作で夏休み最後の週を『女帝』事件の謎解きのために「浪費」した折木奉太郎を始めとする古典部の面々。福部里志の原稿の遅れも乗り越えて無事に古典部伝統の文集「氷菓」も完成します。 ところが、文化祭直前になってと…

愚者のエンドロール

米澤穂信の古典部シリーズ第二作。 前作で高校1年生の春から夏にかけて、33年前に学校で起きた出来事を発端とする氷菓事件の全容を解いた、主人公折木奉太郎。省エネをモットーとし、必要のないことはしない主義を貫きたい彼ですが、氷菓事件を解決したばっ…

氷菓

先日、米澤穂信の古典部シリーズを紹介したのですが、読み返してあまりの稚拙さに自分でも嫌になってしまいました。もう少しましな文章を書かんかい、と自戒を込めて、改めて紹介します。氷菓 (角川文庫)作者: 米澤穂信,上杉久代,清水厚出版社/メーカー: KAD…

省エネ高校生探偵

省エネを以て是とする、非アクティブ系の高校生である折木捧太郎(おれきほうたろう)は、高校OGである姉に無理矢理入れられた「古典部」の初日、千反田える(ちたんだえる)と出会います。 3年連続入部希望者0で無人のはずの古典部になぜ人が。しかもいつの…