イスラエルのタクシー事情が激変していた

そういえば先月イスラエルに出張がありました。

ホテルからオフィスまでは1.5km程度で歩ける距離ですが、今回は事情あってタクシーを呼びました。タクシーはホテルのドアマン*1に呼んでもらいます。これは過去も必要に応じてそうしていました。20年ほど前はタクシーがホテルに常時数台いましたし、最近でも呼べば10分程度で来てくれました。

ところが今回は、45分!

うそでしょ、私は余裕を持って15分前に呼んだのに。次の日30分前に呼んだら1時間待ちました!

結局イスラエル、というかヘルツェリアでは「ホテルのフロントにタクシーを呼んでもらう」というワークフローが急速に崩壊してしまったようです。現地はGettと呼ばれるアプリが人気で、みなこれを使っているとのこと。

play.google.com

試しに使ってみたら、なんと5分もせずにタクシーがホテルにやってきます。事前にやってくる車のナンバーもわかりますし、決済は現金でもカードでもOK。チップは乗車中に変更できますので運転手も概ね丁寧です。なにより空港に行くために現金を用意する必要がありません。

帰国後オフィスで同僚に話しましたが、みな

「こいつ興奮して何言ってるんだ」

という表情。ところが、その後出張に行った同僚が帰国後開口一番

「あのアプリすごいですね!」

と話していました。迎車に向かっている車の位置もリアルタイムでわかりますし、やはり便利なアプリです。

それにしても、GETTが便利なのはともかく、そのために崩壊している無線配車サービスを誰もテコ入れせず放置しているというのはどういうことでしょう。バカを見るのは知らない旅行者だけです。

なんというか、この雑なところは20年前から変わりませんね。

*1:でいいのかな

Walkman A56を買った

Walkman A56 を買いました。

Walkmanは一時Android Walkmanを使っていたのですが、大きさの割に容量小さいとか筐体も動作も重いために結局それより先に買ったWalkman S754 (8GB)を使い続けていました。購入したのは2011年で、7年間よく働きましたが流石に電池のヘタリがひどくなってきました。画面の黄ばみはともかく、電池のヘタリは通勤用としては困ります。

ということで、Walkman A56(32GB)を新たに購入しました。

手持ちのCDは今年になって全部*1AACフォーマットでリッピングしなおしました。ついでにジャケット写真もそこそこ大きなものをネットで漁りまくって刷新しています。全部で24GB。

「32GB品なら余裕でしょ」

と思っていたらあらびっくり、ユーザー領域は26GBしかないんですね。まぁ、2GBというと、CD数十枚分ですので最近の購買速度を考えればそれほど困らないです。そうでもないかな?最近また聞いてみたい曲がにょきにょき増えていますが、まぁなんとかなるでしょ。

ともかく、新しいウォークマンは転送速度が非常に速く*2、管理ソフトのmusic centerも以前のソニー製管理ソフトより安定で*3、画面がSシリーズより大きくてジャケットを見るのが楽しく*4イスラエル出張でも現地につくまで余裕で電池が持つ*5ので、これからもずっと使い続けることになりそうです。

そうそう、Liイオン電池の充電を90%でストップする機能がついています。これはいいですね!

 

*1:300枚くらい

*2:24GBに1時間かからなかった

*3:転送中1度もフリーズしなかった

*4:音楽再生中に古いアルバムジャケットを見ながら泣きそうになった

*5:ノイズキャンセラつけっぱなしで飛行中に寝ている

Ubuntu 16.04のビデオドライバいれかえ

ここ最近不調だったUbuntu 16.04 のビデオドライバを入れ替えました。NVIDIA製ドライバに変更後は、安定して動いています。

事の発端はデスクトップ機へのWindows 10再インストールでした。このPCはWindows 7時代から継続的にアップデートをしており、動作がかなり緩慢になっていました。結局たまりかねてWindows 10を入れなおしたわけですが、ついでに入れ替えたUbuntu 16.04 が不安定になるというのは予想外でした。

症状としてはフリーズです。利用中に前触れ無く画面がフリーズし、その後はCTRL-ALT-F2も効きません。電源を落とす以外に対策はありませんでした。

調査

 Googleで調べてみると、NVIDIA製カードのフリーズは多く、しかも長い間解決されていませんでした。ただ、多くの場合CTRL-ALT-F2でキャラクタ端末に移行できており、その点は私と違います。

そこで/var/log/syslogを調べてみました。


    
Oct 28 08:07:20 580s pulseaudio[2372]: [alsa-sink-USB Audio] alsa-sink.c: We were woken up with POLLOUT set -- however a subsequent snd_pcm_avail() returned 0 or another value < min_avail.
Oct 28 08:15:46 580s kernel: [ 3066.343126] nouveau 0000:01:00.0: chromium-browse[25350]: nv50cal_space: -16
Oct 28 08:15:50 580s kernel: [ 3070.400951] nouveau 0000:01:00.0: fifo: SCHED_ERROR 0a [CTXSW_TIMEOUT]
Oct 28 08:15:50 580s kernel: [ 3070.400962] nouveau 0000:01:00.0: fifo: gr engine fault on channel 5, recovering...
Oct 28 08:15:56 580s kernel: [ 3076.201519] [drm:drm_atomic_helper_swap_state [drm_kms_helper]] *ERROR* [CRTC:37:head-0] hw_done timed out
Oct 28 08:16:06 580s kernel: [ 3086.441587] [drm:drm_atomic_helper_wait_for_dependencies [drm_kms_helper]] *ERROR* [CRTC:37:head-0] hw_done timed out
Oct 28 08:16:16 580s kernel: [ 3096.681658] [drm:drm_atomic_helper_wait_for_dependencies [drm_kms_helper]] *ERROR* [CRTC:37:head-0] flip_done timed out

ちょっとわかりにくいですが、08:15:56にdrmのエラーが起きており、それから20秒くらいのメッセージを最後にログは終了しています。調べたところdrmは主犯ではなくその直前、08:15:46に発生したnouveauの問題から煽りを食らって発生したようです。

nouveauはNVIDIAグラフィックス・カード用のオープンソース・ドライバです。このドライバがどうやら原因のようですので、ドライバをNVIDIA製に変更することにしました。

ドライバ変更

ドライバは『ソフトウェアとアップデート』から変更できます。ラジオボタンでNouveauからプロプライエタリのドライバに選びなおし、変更の適用をクリックするだけです。

https://pbs.twimg.com/media/Dql-qZtX4AEBsmU.jpg

結果

日曜日に変更をかけましたが、その後フリーズはなく安定して動作しています。

それで、能動的に生きる努力はしているのか?

4ヶ月ほど前に、「こりゃあまずい。体を鍛えなければ」というエントリを書きました。

 

wakimiunten.hatenablog.com

ブログに書いた以上はなにかアップデートしなきゃと思っていたのですが、グズグズするうちに銭衝さんに書かれちゃいました。

qianchong.hatenablog.com

さて、始めると書いたトレーニングですが、その後実際に始め、私にしては珍しく続いています。

別にジムに通うわけでもなく、床でできるトレーニングです。が、始めた頃はそれはそれは惨めなものでした。

「こんな簡単なこともできない体になっていたのか」

と、呆然とすることしきり。そして翌日襲ってくる筋肉痛。日頃の不摂生が全部跳ね返ってきたわけです。かなり打ちのめされましたが、とにかく継続することを優先して続けました。

幸い、トレーニング1週間ほどで筋肉痛は去り、苦痛もなく続けることができるようになりました。本に書いてあるとおりきっと無理せず楽なトレーニングから始めたからでしょう。

さて、3ヶ月ほどは大した変化もなかったのですが、9月に入った頃から様子が変わってきました。そもそも、人間の体はトレーニングを3ヶ月位続けないと変わらないそうですが、まさにその通りのことが起きたようなのです。そのころから急に

「もっとやれる」

という実感が湧いてきたのでした。

回数を増やす、セット数を増やす、上げ下ろしをゆっくりにするといろいろ試してみますが、なんというか手応えを感じるのです。これこれ、貧弱だった自分に力がついてくる実感。これが感じられるととても楽しくなりますね。

まだまだ筋肉がついたとは言えない状態ですが、実際に立ち上がったり座ったりする動作が軽く感じられるようになったことは大きな収穫です。

最近は平日だけではなく休日も畳の上でやおら腕立て伏せを始めたりしています。このまま続けていけば、年末にはさらに体調が良くなっているかもしれません。

Windows 10とのデュアルブートでUbuntu 16.04 LTSのブート時間が長くなる

昨日UEFI状態でUbuntuを起動できるようになりました。

続いて本日MSATAのSSDWindows 10をインストールしたのですが、Ubuntu の起動時間が長くなるという問題が発生しました。今まで経験したことのない問題ですので早速ログを見てみます。

cat /var/log/syslog | grep timeout

を実行すると

Aug 17 19:42:15 X230 systemd[1]: dev-disk-by-uuid-243fcc0c-249d-4b6b-bed0-1ff861b49e2a.device: Job dev-disk-by-uuid-243fcc0c-249d-4b6b-bed0-1ff861b49e2a.device/start failed with result 'timeout'.

が見つかります。

そこで "Job dev-disk-by start failed with result timeout" で検索するといくつか同じような症状が見つかりました。結論から言えば

  • /etc/fstab
  • /etc/cyrptswap

に間違ったスワップ領域が登録されていることが問題となり、90秒ほどの遅延がおきていたのでした。

fstab(抜粋)は

/dev/mapper/cryptswap1 none swap sw 0 0
/dev/mapper/cryptswap2 none swap sw 0 0

cryptswapは

cryptswap1 UUID=243fcc0c-249d-4b6b-bed0-1ff861b49e2a /dev/urandom swap,offset=1024,cipher=aes-xts-plain64
cryptswap2 UUID=6ed6192f-b18a-4158-a0f7-5264e51058fe /dev/urandom swap,offset=1024,cipher=aes-xts-plain64 

でした。

cryptswap1が怪しいですね。もともと勝手に作られていたswapも不要ですのでこれらはすべてコメントアウトしました。スワップパーティションも削除しています。

以上で起動時間の問題は解決しました。

/* -----codeの行番号----- */