帰宅時に空を見上げると綺麗な半月が出ていました。その後食事や団らんがあったため、カメラを向けたときにはだいぶ傾いて居ましたが、パシャリ。
Pentax K5 + Pentax 300mm F4 ED 等倍でトリミング
2倍のアングルファインダーで息を詰めて焦点を合わせました。レンズの実力はこんなものではないはずですが、なにしろ高度が低い上に薄く雲がかかっていましたから仕方有りません。
なんにせよ、レンズを向けるだけでこれだけ写るのですから、また空を見上げるのが楽しくなりそうです。
スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ペンタゴン・ペーパー』を見てきました。
言論機関に平気で圧力をかけてくるトランプ大統領に危機感を抱いたスピルバーグ監督がさっと作った映画、と聞かされていたのですが、見てびっくり。映像は美しく、ストーリーは練りこまれ、演技は迫力のあるものでした。
舞台はワシントン・ポスト紙。ワシントン市のローカール・ペーパーでしかない同紙は社を牽引していた社長の死後、遺されたキャサリンが経営を行っています。経営テコ入れのために凄腕の編集者ブラッドリーを呼んで立て直しを図っていますが、株式公開を目前にとんでもない事件が起こります。ライバル紙(と勝手にこちらが思っている)ニューヨーク・タイムズがベトナム戦争に関する政府の欺瞞を証明する文書をすっぱ抜いたのでした。違法な公開ではないかと騒ぎになる一方、編集者に対して何としても公開された残りを手に入れろと檄を飛ばすブラッドリー。一方で、キャサリンはその公開が違法である場合に株式公開に悪影響がでること、そして古い友人であるジョン・マンクナマラ元国防長官の経歴に傷をつけることを心配します。
この映画には見どころがいくつもありますが、最も印象的なことは当初キャサリンもブラッドリーもそれほど正義感を発揮していなかったことです。後にタッグを組んでワシントン・ポストを『正しい方向』へと導く彼らですが、当初気にしていたのは株式とN.Y.タイムズの向こうを貼ることばかりでした。
それがある時点から変わります。度重なる「違法入手ではないのか」「司法から訴えられるのではないのか」「ベトナムの兵士を危険に晒すのではないか」という激論をくぐるうち、彼らは『新聞記者や新聞社の経営者が政治家と友達付き合いをする日々は終わった』と気づきます。
「出版の自由を守る方法はひとつだけ。出版することだ」
というブラッドリーの言葉は、トランプからプレッシャーをかけられる言論界へのスピルバーグの檄文でしょう。
素晴らしいストーリーと演技を楽しむことができる一方、活版印刷技術の美しくもダイナミックな姿が映像化されており、その点でも楽しい映画でした。
だいぶ前、家内がどこからか聞いてきて珪藻土バスマットを買いました。
タオル地のバスマット代わりに床に敷くものです。洗濯の必要がなく、水を絞る必要もなく、陽に当てて乾かすだけでカビも生えない。おまけにすぐ吸水するので足元がベチャベチャにならない。お値段は少々張りますが、良いとこだらけの製品です。
気分よく使っていたのですが、最近になって吸水力が落ちてきました。そこで冬が始まる前に二人でせっせと紙やすりをかけ、吸水力回復。ところが、春が来てまた吸水力が低下しています。
そこでドリル用のサンダーを買ってきました。
割と雑なサンダーですが大変効果があります。我が家の珪藻土バスマットは柔らかい凹凸があるのでヤスリがけにコツがいりますが、何しろ機械の力です。手でヤスリがけしていた時より遥かに早く、しかも強く削ることができました。
バスマットの表面はだいぶみっともなくなりましたが、吸水力は完全復活です。
早いもので、2018年になったと思ったらもう桜が咲いています。買ったばかりの300mm F4 レンズを引っ張りだして近所の公園にでかけました。
ここ数年は、我が家が桜を見に行く土曜日は満開からだいぶずれています。が、それはそれで楽しみもあります。満開の桜はかえって写真を撮りにくいんですよね。どうもこう、どこが背景でどこが前景かわからなくなってしまいます。
その点、三分咲きだとわかりやすいです
Pentax K5 + Pentax 300mm F4 ED
度胸一発手持ちに挑戦しました。手ブレに関してはシャッタースピードが早いので問題ないのですが、体の前後の揺れでややピンぼけ気味。三脚を持ちだせば、というよりはもっとバシャバシャシャッターを切るべきなのでしょう。
この公園は桜の数もそこそこです。近所の大きな公園にはたくさん桜が植えてある上に、バーベキューサイトもあるとあって多くの人出で賑わいます。おかげでこちらは毎年静かに春を楽しんでいます。
同じく花見に来ていた近所の協会のシスターと談笑して、公園をあとにしました。
今週のお題「お花見」